まず最初に、時系列をまとめなおしたら、肝心な事に気づきました。
フィルムの時代では無いです、デジカメの繁栄期の事ですから、
確実にデジカメです、フィルムと間違えてました、反省。
私の本業は、建設業です。
そっちでの出来事です。
その依頼が来たのは、今から10年くらい前のこと。
ある業者から、戦後からの物件があり、耐震と補強の工事をしてくれとの要請。
実際訪れてみると、家主は老夫婦、建物の周りには、意味不明な、
耐震をしてるだろう鉄柱が4本、家を押さえてあった。
これか?と思い、営業の人と訪ねた。
悪徳リフォーム全盛期な頃で、かなり侵食されてました。
その建物は、2階建てで、2階部分は、8室の下宿で、1階が老夫婦の家。
立地的にも下宿が昔あった名残で、ずっと下宿をやってるそうな。
簡単な打ち合わせ、簡単に補強しましょうと、営業が言う。
我々には、安くあげろと言う。悪質に近い法外な金額を出してたのを知っているが。
其れは其れ。
床を上げ、全面補強に床暖房で・・・・幾ら掛かると思ってんだ・・・・・。
床下をみて驚いた、地面にそのまま、土台が流してある。
戦後直ぐの建物と言うので、そんなものなのかなと思いつつ、補強が必要か触ってみる。
”スカ”あれぇ?
周りの皮だけで、中身が無い。今まで良く持ってたなぁ。
一応、証拠と言うことで、床下を全部、経過写真を撮る。
その頃O社のコンパクトデジカメを使ってた。
メモリに入るだけ撮って、確認してて気づいた。
特定の場所を撮影すると、真っ白く小さなオーブが、画面の5割から7割を占めてる。
そんな写真が数枚あった。
てっきり埃の写りこみだと思い、スペアのS社のデジカメでも撮った。
やはり同じ場所で、白くて小さなオーブがてんこ盛り。
家人には見せられないので、親父さんと営業の連中と協議。
「見なかった事にしよう。」と決定。
そのまま。改装・補強をして、封印。
自分的には、料金全部回収出来たので良いのだけど、
上の会社的には、不味い事に発展しまして、そこの物件は、有耶無耶になったそうです。
ちなみに、この建物のある場所。
昔は、護国寺の敷地内だったそうです。
それが何を意味するか、それは又別のお話。
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