では、記憶アーカイブの中から拾い出してみます。
確か、小学校の5年生くらいの頃の事です。
家から学校まで、子供の足で、40分以上掛かる、
辺鄙な場所に住んでました、あと10mで、学区が変わるので、
そっちなら、徒歩5分の場所でしたが、昔は融通効かないですからね。
で、そんな頃の事です。
行きは登り坂を延々上がって、帰りは下り、途中谷になってるので、
2山越える感じですね。
そんな立地なのに、東京魔で徒歩5分。
不思議な埼玉県・・・。
ま、置いといて。
それは、帰りのことです。
前方に、歩く女性の後ろ姿を確認しました。
距離が結構あるようで、見た感じ15cmくらいのサイズで見えてます。
帰り道、特に何もすることなく歩いてるので、目標みっけとばかりに、
あの人に追いつこうと思い、ひたすら早歩きで進む。
少しして変な事に気づいた。
距離が縮まらない。走るもやっぱり差は縮まらない。
スピードを落としても、結果は一緒。
別段、滑ってるとか、そういうのは無い。
両足で歩いてる。
そこで、不意に思いついた。
あの後姿、うちの母親じゃん・・・と。
ならば、急いで追いつかねばと、時折、右へ左へと曲がるけど、
追いかけると、やっぱり先に居る。
家まで最後の角を、後姿の影が曲がったので、必死に走ったさぁ。
で、家に入るなり、母に言ったさ。「何で止まってくれないのさ!」
と、母に言いました。
しかし、母は「?」こんな感じで、「あんた何見たんだい?」って。
幻でも見たんだろうって、それだけで決められちゃったんだけどね。
この話を、ある程度してから、その筋の人に聞いてみたら、
「昔っから、体験してんだねぇ、凄いじゃないか」と。
ナニガだよ・・・・。
と、こんな話でした。
不思議で少しおかしい・・・そんなお話でした。
終了~♪
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